中山七里氏の『総理にされた男』を拝読。
えっと中山氏、勝手に女性かと思っていたら男性だったのですね。このブログを書くにあたって調べてびっくりした。そうか、そうだったのか。
さて、本作である。
中山氏の作品ははじめてでわくわく。
この総理もの、ほかの作家の別名作品をいくつか拝読していて、中山氏のを読んだかどうか定かではなく、躊躇すること数年。こうして遅まきながらの拝読になった次第である。
主人公は総理にそっくりの姿かたちをした俳優志望。実際、総理をネタにして舞台に立ったりしていたのであるが。ある日、拉致されて「総理の替え玉をやれ」と。総理になにがあったのか、どうしておれが、というのはネタバレになるのでさておきである。
総評としてはブクロブに書いたとおりでございます。
どうして総理に替え玉が必要になったのか、その辺の動機はなかなかうならされたけれど、その後、うん、なにを書いてもネタバレになるのですよ。くうう。
とにかく、政治に対する諸氏の熱い思いが伝わってきた。
10万文字くらいのエンタメ作品にするためであろうが、中盤くらいから、けっこう思い切ったキャラ人事が行われて、主人公が実に有能にそれに対応するんだけど、この辺もエンタメと思えば、ドンびくこともないのだ。
ひりひりとしたお仕事かつエンタメ小説がお好きなかたにおすすめです。
本ブログをSNSで紹介する際に、ブクロブの画像がついてこないので、よくわたくしのシロクマ画像をつけていたんですけど。うちのキャラがバーンなSNSになりすぎるので自粛いたします。誰の作品紹介だかわかんなくなりますからね~。
SNSでの紹介、味気なくなりますけれど、ご承知おきをば。
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