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お弁当と時々物語

カフェ・ド・ヨルツキ

 エブリスタさんで、完全新作……というか、現在絶賛推敲中の青春長編を公開しました!

 なぜこんな落ち着きのないことをしているかといえばですね。

 エブリスタさんのコンテスト

 ──集英社オレンジ文庫 泣ける青春小説大賞──

 長編部門へエントリーをしたからでございます。


 この応募期間が2025年11月3日。

 これまでに「完結公開」しておかないといけないからです!


 一括投稿すれば、じっくり推敲する時間はとれるのだが。それじゃあ味気ないですからね!

 せっかくならお祭り気分を味わいたかったのです。

 そして予想通り首を絞める結果となっております。わあい。

 

 そもそもここの長編は最長「8万文字程度」とある。わたくし、普段長編は12万文字ペースでやっておりますので、これだけでもうぜんぜん感覚がつかめない!

 そこで、いろいろ作戦を立てました。

 章立てはするけれど、その中のセンテンスは1000-1500文字にする。

 毎回センテンスにはサブタイトルをつける。

 1センテンスで公開をする。

 どれもはじめての試み。どうなることやら、楽しみです~🍀


***

気持ちを言葉にするの大の苦手な女の子、真緒。

大学体験プログラムへ強制参加をさせられて──

出会った大学院生・赤井川。

彼の真剣な姿に次第に打たれて恋をするのだけれども。

赤井川には南極派遣が決まったチヒロちゃんがいた!?

かなわぬ恋だってわかっていた。だけど───

そして真緒に恋する大成は?

さらにはラスボスおかあさんのとんでも発言。


切なさてんこ盛り、ヒューマンたっぷり、

『好き』が弾ける青春ラブストーリー。

(画像クリックでエブリスタの本作サイトへジャンプします!)

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 米澤穂信氏の青春ミステリ長編、図書委員男子二人組シリーズの第2弾『栞と嘘の季節』を拝読しました。

 この『~の季節』なんてかわいらしいタイトルがついているけれど、そんな生易しいものではない。高校生同士の馬鹿し合いとは、いいかたがよくないけれど、嘘にあふれた高校生活の物語でもある。

 こんなふうに「こいつの発言に嘘はないか。あったとしたらどこだ。どうしてこいつは嘘をつかなければいけなかった」といちいち考えて学校生活を送っていたら、どんなに心がすりきれるだろう、とどんよりするのはある。

 高校生徒たちが、「そういう」行為をする事情は明記されていないものの、不穏な匂いが充満する息苦しさすら覚える作品である。

 それを軽減させるためなのか、主人公とその相棒男子との軽快な掛け合いも、なんだか切なく思うほど。

 ラストまで手を緩めない筆さばきが圧巻の一冊。

(SNSへ本の表紙がのっかってこないので、拙作のイラストをつけておきますね! 画像クリックでHPへジャンプします)

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