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20210806 ワンタンと稲荷弁当.JPG

お弁当と時々物語

カフェ・ド・ヨルツキ

 お久しぶりでございます。みなさま、お元気でいらっしゃいますか?


 その昔、web小説をやりはじめ(それ以前は投稿勢だった)た当初である。

 自分の書くものを「プロットみたい」、「作品に厚みがない」といわれたか、勝手に自分が感じたか、とにかく、肉付けをもっと修行せねばとせっせと、そうね、15年ほど頑張ってまいりました。

 とにかく自分の作るものはストーリー展開が早すぎて、薄っぺらい、そう思っておったのでございますよ。

 

「これ以上ないほど、まったりと、ゆっくりと、長編をやっちゃろうじゃないか」と書いたのが『一瞬で恋する君のおにぎり』。

 こちらは推敲していて眠くなるくらいのスロー展開。

 やりすぎである。

 2020-24年公開作品ですので、2年前のことですね。

 それから「もうちょい早くするか」「いやこれじゃあ早すぎだ」と50万文字以上を費やして執筆しているんですが、バランスがつかめない。


 そうこうしているうちに、書籍はさておき、webではいままで以上に「冒頭命!」「冒頭つかみがないやつはカス」みたいな風潮に。……個人的に時間軸がごちゃごちゃになるのは読者に苦痛しか与えず悪と思っていたのですが、そんなことをやっていると風潮についていけない。どうしたものかと頭を抱える(こういってグダグダ書いているのも時代遅れなんでしょうかねえ)。


 そして気づいた。

 わたくしがせっせと文章肉付け作業修行にいそしんでいる間に、時代はすでにそれは「不要」になっていることを。いわゆるコンテンツ終了というやつである。

 なんなん? じゃあ、修行前のほうのがいまはいいと?

 わたくしの努力は? いい方を変えると、わたしはつまり、時代の先取りをしていた? 

 本当に?


 どうなんでしょう。

 文章、物語としては、風薫る光景をみずみずしい描写で伝えるのが好ましいと思うんですけど、それすら「時代錯誤」なんでしょうかねえ。

 悲しいというより、途方に暮れておる次第。


 そして数万文字書いては、「いやこれじゃだめか」と構成を変えること数回。埒が明かない物語を6月1日からエブリスタさんで連載開始いたします!

 つかれちったよ。いいか悪いか、もうおいら、わかんないよ。

 推進力ってなんだろうなあ。没入力とか。

 あれこれ検索勉強をしているうちに求められているものがどんどん変わるので、とりあえず7月5日までに完結必須、5-8万文字程度、主人公は10-20代、テーマは家族・家庭、というお祭りに参加いたします!

 たぶん、求められているのはいわゆるブルーノベル系で、誰かが死んじゃってたり死んじゃったり切なくて応援したくなる系なんだとわかるけれど、ごめんなさい、ドストライクに書くのがデキなかったきなかったよ。

 だってラブコメが書きたかったんだ!


 というわけで、

『宇宙の氷が見たいんだッ』の連載を開始いたします。


*あらすじ*

 二歳のときに失踪した陣矢ジイ──。

 その陣矢ジイが残した天体望遠鏡室へ出入りするうちに、おれはすっかり宇宙の虜だ。

 だけどバカ姉・きららが「宇宙大好き!」と叫ぶから、

 素直に「おれも」とはいえなくて。

 そんなおれの日常はきららの大学祭で一変。

 偶然来ていたクラスの更科さんから目が離せなくなっちゃった。

 ところが告白する前に彼女の様子が!?

 灯台下暗しとか、青春は茶番がデフォルトとか。

 わかってるけどさ、あんまりじゃない?

 さらにはバカきららがただのバカじゃなくて、陣矢ジイは意外なところにいたりとか──。


 家事をがんばる高二男子が恋に、宇宙に、進路にまい進する青春ラブコメ──です!


 まだ公開していないため、URLはまだありませぬ。

 めでたく公開したらお知らせします!


 ごひいきの程、よろしくお願いいたします!!


(画像クリックで拙作HPへジャンプします☆)



 上橋菜穂子氏の新刊『神の蝶、舞う果て』を拝読いたしました!

 わたくしにしては珍しく、刊行直後に拝読完了の作品です。それだけ手元に届くのを楽しみにしていた作品。

 冒頭の世界観描写から引き込まれ、中盤以降はノンストップ。終わり方に「あれ?」とやや違和感を覚えて、あとがきへ進めば、本作、結構初期の作品で某所で連載していたものの、刊行をためらわれていたものとのこと。なるほどです。

 おそらく、高校生より若い読者へ向けて書かれたのであろう本作。

 多くの若者の胸へ届くことを、一読者のわたくしも、思わず思ってしまいました。


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