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原田マハ氏の『リボルバー』を読んだ!

 

 あけましておめでとうございます🎍

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 新年そうそう、穏やかならぬ出来事が続き、みなさまも「どうすることもできないけれど、だからといって『新年きゃっほい』というのは憚られる」心境でおられることと存じます。

 常日頃の備えを、いまいちど確認して強化して、できることをひとつづつやっていこうと、心あらたにいたしました。

 小説でいうと「希望」。これをテーマにした作品をより多く連ねていく所存です。

 応援していただけたら幸いです。


 さて、原田マハ氏の作品を読了しました。

 といっても年末、クリスマス前でございます。

 年末年始に気忙しくて、ここでご紹介するまで時間がかかってしまった。

 ブクロブにも書きましたとおり、原田氏には「お気楽系」と「芸術ガチ系」がありましての。本作は「芸術ガチ系」。わたくしの大好物ジャンルでございます。

 ラストもそりゃあもう、最高。解説まで楽しく読ませていただきました。

 一般に力の入った長編ですと、どうもラストは「……力尽きたのだな」というものも散見しますが、原田氏が、しかもゴッホものの原田氏は、そんなことをするわけがないのだ。

 芸術ガチ系原田氏が水に会うお方は(苦手な方も結構いるらしい)、どうぞ存分にお楽しみください。

 本物が、ここにありますぞ。


(画像クリックで拙作HPへジャンプします)


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