塔山郁氏の薬剤師・毒島香織シリーズ第2段、『甲の薬は乙の毒』を読了しました。
上記、ブクロブにも書いた通り、本作は主人公のホテルマン・爽太がくりひろげる、お薬ミステリー。
ホテル業、薬剤業のふたつの業界を知ることができて、知的好奇心が満たされる1冊となっております。
前作で読者の好評を得たからか、2作目の本作は、前作以上に薬剤ネタが発裂。
すんごい、長文。専門分野セリフが随所にございます。
それでも身近な話題なので面白くちゃんと読んでしまう。
するってえと、にわか薬剤知識が身について、なんだか賢くなった気持ちになれる。
わたくしなんざ、地質系・環境系・エネルギー系はそこそこ知識があるものの、医療系はネットで調べた程度しかないので(よくそんなんでシロクマ書いたな)、じつに素直に「ほほう」とうなりつつ拝読いたしました。
あたらしいことをはじめるのに最適な春。
薬剤知識を手に入れるためにも、おすすめの1冊でございます。
(以下宣伝として、GWあけあたりから連載予定の拙作イメージイラストを載せておきます。画像クリックで拙作HPへジャンプします)
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