くわがきあゆ氏の『レモンと殺人鬼』を拝読。
このミス大賞の文庫グランプリ受賞作品である。
読了感は正直よくない。かなり悪いともいえる。そういうのが好きなかたにはおすすめです。
──そんなやつ、いねえだろ、とか思っていたころもあったけれど、世の中は広くて、そういうの大好き★というお方も一定数おられるらしい。該当のお方は、ぞんぶんに楽しめること請け合いです。
ミステリのトリックにはご承知のとおり山ほど種類がござって。
本作は叙述トリック、というやつです。
あとがきにもあるけれど、「こんなやついたら嫌だ」というキャラばかりが登場します。そいつらがあれこれやってくれるわけでござんす。
さあ、なにが本当で、なにが嘘か!
目を見開いてご覧あれ。
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