~~~根をつめて1年以上、ひたすらコツコツと長編小説2本分、20万文字以上をやっていた物書きが温泉で背中の凝りをほぐす旅~~
ぬくもりの宿ふる川の手前を西へ折れて少しいくと、定山渓二見公園へ出る。
豊平川沿いの公園だ。春夏期間の日中なら河原へ降りることもできて、そのときも女子二人がウフフアハハと水遊びをしていた。よいのう。
それを眺めつつ遊歩道を進むと、やがて豊平川にかかる橋が見えてきた!
二見吊橋である。
なんですか、この愛らしさマックスのビジュアルは。新緑・赤い橋・爽やかな風・穏やかな川。……この橋を渡ったら、あの世とか。
渡ったけど。
そして渡った先で待っていたのは──
……カッパだ。
カッパだ!!!
うほ、なんじゃこりゃ、かわいいだろうよ。ええ? どうしよう。ほんとうにかわいいんですけど。
嬉しくなっていろんなアングルで撮影して、は、と我に。自分、まるで変質者!?
でも、どうよ。このお尻。もう最高でしょう? トンガリ具合といい、長さといい、完璧だ! (なにがだ)
このカッパの手元にお賽銭があるけど、そんなのには突っ込む気持ちなど起きず、「かわゆい」「かわゆい」と大興奮してしまった。なにしろ、夜になっても布団の中で「かわゆいお尻だったなあ」と感慨にふけったほどである。さらには翌日、雨上がりのあまりよろしくない足場のもと、このカッパに再会しにいったほどである。
この先、まだまだ遊歩道は続くのだが、宿とは反対方向。そして宿ちかくのカフェで休憩したい。そうすると時間があまりない。
「……しかたない。またね、カッパ」と声かけをして、スマホで位置を確認。グーグルマップ先生は大活躍なのだ。
そして驚愕の事実が。
カフェまでのルート表示に「カフェは14:30に閉まります」とあった。なんだって!? そしていまは13:50。急がねば。ほんとうにもうね、グーグルマップ先生は優秀であられるから。感謝です!
定山渓。いままでは車でさくっと来て、さくっと帰った場所。
「たいしてみるとこなんか、ねえべや」と人々から思われていた場所。
それなのに、どゆこと? 昼前に入って、野草やカッパに夢中になっていたら、なんだか時間が足りなくなってきたんですけど。カッパ渕公園に寄る時間もないんですけど。
定山渓、おそるべし。
そして向かうは定山渓第一ホテル翠山亭内にあるカフェ『坂の上の最中』。おしゃれ~な最中が人気で、いろいろな女子大好きサイトや雑誌に掲載されているお店。
つづく!!!!
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